HOW TO フロントサイド180オーリー!

HOW TO フロントサイド180オーリー! FS 180 OLLIE / フロントサイド180オーリー

オーリーができるようになったら次はなんのトリックを練習しようかな?

そんな初心者の方に是非挑戦してトリックがフロントサイド(FS)180オーリーです!

FS180オーリーはオーリーにFS側へ180度体と板の回転を加えた複合トリックです。

複合トリックというと一見応用トリックのように思えますが、

FS180オーリーは、FS180キックフリップやFSビッグスピンなど更に難しい複合トリックのベースとなる、基礎トリックでもあります。

しっかりFS180オーリーを習得して基礎力をレベルアップしましょう!

FS180オーリーはどんなトリック?

まず、フロントサイドとバックサイドの回転方向がよくわからないって方もいると思いますので、

フロントサイドとバックサイドについて押さえましょう!

フロントサイドは右回転?左回転?

フロントサイド回転とバックサイド回転は、

こっちが右回転、そしてこっちが左回転、、、という風にはいえません。

なぜなら、スタンスによって回転方向が変わるからです。

フロントサイドとバックサイドはランプで考えると理解しやすい!

フラットでスケートボードを練習してだけだと、

フロントサイドとバックサイドがなぜそう呼ばれるのか理解しづらいと思います。

助太くん
助太くん

背中に回る方がバックサイドじゃないの!?

って思う方もいると思います。

でも実はこれ、ランプをベースに考えるとスッキリ理解できます!

今のスケートボードのトリックのベースが生み出されてきたのはプールやバーチカルからなのです。

ですので、ランプのコーピングに対して自分がどの向きで回っているのか?が重要になります。

ランプのコーピングに対して自分のお腹が向き合っているのはフロントサイド、

そして、コーピングに背中を向けるのがバックサイドです。

FS(フロントサイド)とBS(バックサイド)の考え方について以下の記事にも書いていますので、是非こちらも参考にしてみてください。↓↓↓

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FS180オーリーのやり方

さあ!こっからが本題です!

早速具体的なFSオーリーのやり方の説明に入っていきます!

まずFS180オーリーを始める前にいくつか覚えておいた方がいいトリック(というか動作?)があるので、

まずはそれをしっかり押さえてできるようにしましょう!

FS180オーリーの練習を始める前に覚えておくと良いトリック

FS180オーリーを始める前に押さえておいて欲しいトリックは以下の通りです!

  • もちろんオーリー
  • そしてFSキックターン
  • エンドオーバーです。

順番に見ていきましょう!

オーリー

いわずもがな、大大大前提ですね!

FS180オーリーは確実にオーリーができるようになってから始めましょう!

縦コーンを飛ぶほどのスキルは必要ありませんが、

せめて組みコーンを安定して飛べるくらいのオーリースキルは身につけておきましょう!

FSキックターンとは?

FSキックターンはテールを踏みノーズを上げた状態でFS方向に切り返す動作のことを言います。

最初は石や空き缶、ペットボトルなどを目標にして、その目標物を背にして、

ノーズを上げたまま回り込む練習をしてみましょう!

FSキックターンはトリックというほどのものでもないかもしれませんが、

初心者には地味に難しかったりするので、フラットでしっかりできるようにしておきましょう!

エンドオーバーとは?

エンドオーバーというのは、主にフリースタイルでよく使われる動作です。

両足をノーズとテールいっぱいいっぱいに開きます。

その状態でテールを踏みノーズをFS側へ約90度振ります。

ノーズを振ったら、今度はノーズ側のトラックに体重を乗せ替え、テールを浮かせます。

ノーズ側トラックに体重を乗せ替えテールを浮かしたら、ノーズ側トラックを軸に残りの90度テールを運び180度回り切ります。

これがエンドオーバーの一連の動作です。

キックターン、エンドオーバー、2つの動作を覚えてFS180オーリーに臨みましょう!

FS180オーリーのスタンス

FS180オーリーのスタンスについて説明していきます!

前足は爪先を少し板から出します。

これは、FS側へ前足を使ってノーズを運ぶ時に、

ノーズから足が外れないようにして前足をよりノーズにひっかかり易くするためです。

そして、後ろ足は通常のオーリーと同じポジションでOK!

または、少し踵を出すとFS方向の回転がかかりやすくなるのでやりやすいです。

FS180オーリーを練習する順序

続いては、FS180オーリーの練習する手順を紹介します!

簡単なことからコツコツ積み上げていくことで、

確実にメイクに近づきますので、焦らずじっくりやっていきましょう!

流れはこんな感じです↓

  1. 第1段階!進行方向にテールを蹴り出して小さく回るやり方から。
  2. 第2段階!ドライブを使ったFS180オーリーのやり方
  3. 最終段階!空中で回り切るFS180のやり方

第1段階!進行方向にテールを蹴り出して小さく回るやり方から

一番始めはしっかり普通のオーリーをして180を回すのは結構難しいとので、

まずは後ろ足でテールを進行方向に弾き、テールを蹴り出すような、送り出すような要領で180度を回り切ってみましょう。(いわゆる”しゃくり”というやつです。)

このFS180のやり方では、前足はほぼ使いません。

ほぼ後ろ足でのテールの蹴り出しだけでFS180を回り切ります。

汚くてもカッコ悪くてもFSへ180度回れればそれはメイクです!

とにかくメイクをして180度回る動作に慣れて自信をつけましょう!

第2段階!ドライブを使ったFS180オーリーのやり方

テールの蹴り出しを使ったFS180ができるようになったら、

次はしっかりオーリーをするFS180の練習開始です!

とはいっても、いきなりしっかりオーリーをしてFS180をするのは難しいので、

まずはドライブを使ったFS180を覚えましょう!

まずは上半身をFSとは反対方向に捻り(捻らなくても良いですが。)スタンバイの体勢を作ります。

上半身を捻った反動を使いながら上半身をFS方向へ開きます。

上半身がだいたい90度回って正面を向く辺りでオーリーをし始めます。

テールを弾くと上半身に吊られてスケートボードもFS方向へ回り始めます。

ここからがドライブをするにあたって重要なフェーズです!

テールを弾いてスケートボードが浮いたら、

(レギュラーの場合)およそ10時〜11時(グーフィーは1時〜2時)くらいの方向へ向かって前足を踏んでノーズを落とします。

ノーズを落とし、フロントのウィールだけを着地させましょう。

着地させたフロントのウィール側に体重を移し前足に軸を持ってきます。(この時、上半身はほぼ180度近くまで回っているとこの良いです。)

前足に軸を作ったらその軸を中心に、下半身をFS方向へ回しながら後ろ足で弧を描くように後ろ足を前足より先の方へ持っていき180度回り切りましょう。

この時、上半身と下半身を逆に捻るようにすると回しやすくなります。

ドライブを使ったFS180オーリーのやり方の流れは以上です。

これがスムーズにできるようになると、

FS180オーリーで物を飛んだり、高いものに乗ったりするときに役立ちますし、

カーブやレールトリックのアウトなどの際に必要になったり、

何かと使う場面が多いのでしっかり覚えておくことをおすすめします!

最終段階!空中で回り切るFS180のやり方

テールの蹴り出しで回り切るFS180、ドライブを使ったFS180と出来るようになったら、

最終段階に突入です!

オーリーをしっかりして空中で180度回り切るFS180オーリーに取り組みましょう!

ドライブのFS180が出来るようになったら、メイクのためのカードは揃っているので、

とにかくやってみる!これが大事です!

とはいってもそれだけじゃなんの参考にもならないので、軽くアドバイスをすると、

  • 前足でノーズを刺す
  • テールがノーズより高くに行くよう後ろ足をしっかり上げる

この二つがとても大切です!

そう、要は、、

刺しオーリーをする、ということです!

FS180オーリー、ではなく、

FS180刺しオーリー、です!

ここを意識するだけでも、FS180の回転や高さが良くなることを実感できると思います。

まだ刺しオーリーはできないよ、って方は刺しオーリーを習得して改めてFS180オーリーをチャレンジすると良いでしょう。

FS180オーリーの劇的なクオリティアップを感じられると思いますよ!

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FS180オーリーのコツ

続いてFS180オーリーのコツを紹介します!

スケートボードは意識を変えるだけで動きが大きく変わる繊細なおもちゃです。

上手くいかなかったらここで紹介するコツを是非試してみてください!!

  • 板をしっかり見る
  • 背中にもたれる
  • 前足を1時方向に出してからノーズを引っ掛け巻き込みながらFS方向へ運ぶ
  • 先行動作・上半身の振りに騙されるな

それでは順番に見ていきましょう!

板をしっかり見る

いきなりですけど、これ

めっちゃ大事です!

皆さん、スケートボードでトリックをやる時にどこを見ていますか?

進行方向ですか?着地点ですか?

それともどちらでもないどこかですか?

ここが曖昧だとトリックをメイクするのはちょっと難しいかもしれません。

FS180オーリーに限らず、全てのトリックに於いて、です。

僕が現時点で思うその正解こそが、

板を見ること

です。

板を見ずにトリックを行うことが悪いことでは決してありませんし、

それで実際にメイクができるならそれで良いと思います。

でも、なかなかメイクできないのならば是非試して見てください。

やり方は、

FS180オーリーの動作が始まったら、

要は、しゃがみ始めるタイミングです。

その時から、視線は、進行方向ではなく、

足元のスケートボードを見るのです。

こうすることで、

視線が振り回されることなく固定され、そしてそこが回転の軸となりますので、

180の回転がしやすくなります。

という解釈です。

背中にもたれる

つづいてのコツは、「背中にもたれる」です。

FS180オーリーは背中側回るトリックなので、

あまりお腹側に頭がもたれていたり、頭が下がったり、、

っていう方はいないと思います。

が!

実は普通に何も考えずにFS180オーリーをする時の背中側(踵側)への体重の掛け方だと少し足りないこともわりとあったりします。

僕は、FS180オーリーをドライブでやる時に特に感じるのですが、

普通に回り切るFS180オーリーの感覚でノーズ側着地からのドライブをしようとすると、

上手くノーズ側のトラックに乗れなくてメイクできない、ってことが結構あります。

そういう時は、

意識して、しゃがんだ時いつもよりも多めに

体重を背中側にかける、踵側にかける、背中にもたれる、etc..

表現は色々ですが、そんな感じで背中側に体重を乗せるようにしています。

そうすると、ノーズ側から着地をしたときに、しっかりとノーズ側のトラックに体重を乗せられて、

そこを軸にしてドライブを入れることができます。

その要領でやると回り切るFS180もやりやすくなりますので是非試してみてください!

前足を1時方向に出してからノーズを引っ掛け巻き込みながらFS方向へ運ぶ

これはわりと上級者向けのFS180オーリーに於けるコツです。

何故上級者向けなのか?というと、

回り切るFS180オーリーがある程度できるようになってくると、

次はクオリティを上げますよね。

じゃあ、どうしたらクオリティが上がるのか?

っていうときに役立つコツです!

空中で回り切るFS180オーリー、と一口にいってもタイプは様々ですが、

このコツを実践すると、空中でグリグリ!っとスケートボード動かすようなFS180オーリーになります。

前足を1時方向に上げる意識をしたFS180オーリー

僕自身まだ練習中ではありますが、こんな感じです。

こういうFS180オーリーするコツこそが、

前足を1時方向(グーフィーは11時方向)に擦り上げて、

引っ掛けたノーズを巻き込み(巻き取り?)ながらFSへもっていく、

です。

180系のトリックは、体を回さなければならない関係上、

擦り上げる方向も回る方向にしてしまいがちです。

ですが、本当にスケートボードをしっかり足に引っ掛けるためには、

回る体に引っ張られず、足はスケートボードと一緒に進行方向へ向かって擦り上げることが望ましいわけです。

何故なら、体は回りはじめていても、スケートボード自体は進行方向に進み続けているからです。

そしたら擦り上げるのは12時方向なんじゃない?

って思いますよね。

はい、そうです。

本来ならばそれで良いです。

でも、体をFS方向へ回そうとしている以上、足もそれに引っ張られるわけなので、

12時時方向に擦り上げればいいのですが、

引っ張られる分、12時方向への擦り上げは11時方向に寄ってしまうんですね。(全てレギュラースタンスの場合です。)

ですので、そのズレを勘定に入れると1時方向に足を上げる意識くらいだとちょうど良い具合に12時方向辺りに向かって擦り上げができる、

ってことです。(あくまで持論です。)

上に載せた動画をみていただけばわかると思いますが、

このFS180をやっている時、僕は1時方向に擦り上げる意識でやっていますが、

映像を見る限りではそういう風には見えず、まあほぼほぼ進行方向に擦り上げをしているように見えますよね?

そういうことです。

是非、試してみてください!

先行動作・上半身の振りに騙されるな

これもとても重要なポイントです!

多くのHOW TOで耳にする「先行動作」。

みなさんも実践していますか?

もしかしたら、FS180オーリーが上手く出来ないのはこれをやりすぎているせいかもしれませんよ!

僕は正直、先行動作や上半身の大げさな振りはそんなに重要ではないと思っています。

逆にさっき言ったように、この「先行動作」という概念に惑わされて本来回すべき体の部位が回らない、

ってことも大いにあり得ると思っています。

まず、「先行動作」で反動を上手く活かして利用して回れればいいのですが、

逆にいうと、上半身を回さなければならない角度が増える、ということです。

僕がそうなんですが、

いくら思い切り回そうと努力しても、

ある一定のところ(だいたい45度〜90度)から先って回らなくないですか?

逆に最初からその自分が回せるところ角度まで回しておいたら勝手に下半身もついてきたりもします。(大げさな言い方ですが。)

そう、そこから考えるに、

「先行動作」を使って上半身を頑張って回そうとしても、またそんなことしないでも、

自分の上半身を回せる角度っていうのはある程度決まっているんだと僕は思っています。(360度回す場合はまた話は別だと思いますが。)

そして、あくまでもそのポイントが上半身の回転の終点であって、

そこまで到達するための勢いっていうのは、180というトリックを完遂させるためにはあんまり重要じゃないんじゃないかなぁ?

と個人的には思っています。

そして何より、先行動作で上半身を振ることによって視点がブレる。

これも非常に良くないです。

視点がブレるとトリック全体がブレます。

体幹も大事だと思いますが、それを陰で支えているのは視点だと僕は思っています。

顔を動かさずに目だけで色々なところが見れるなら話は別かもしれませんが、

スケートボードのトリック中にそんな高度なことなかなかできませんよね?

そんな理由から、僕は「先行動作」というものに惑わされると逆に良くない。

っと思っています。

■最後に

FS180オーリーは基礎トリックであり、これから先にやるであろう様々なトリックのベースになるトリックです。

しっかり習得して磨くことで今後の成長が早くなるのはもちろん、

かっこいいFS180オーリーは強い武器にもなるので是非気合を入れて練習してみてください!

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