トレフリップの「しゃくり」の正体はテールの90度弾き

トレフリップの「しゃくり」の正体はテールの90度弾き 2022年俺的研究報告
トレフリップの「しゃくり」の正体はテールの90度弾き

「しゃくり」や「めくり」では説明できないトレフリップのコツ

トレフリップのハウトゥーを見ると必ず「しゃくり」や「めくり」っていう言葉で動作の説明がされますよね。

でも「しゃくり」という言葉は曖昧な点が多すぎて正直説明になってないと思うことありませんか!?

なので、「しゃくり」という言葉をベースにイメージに頼って模索するしかないのが現実です。

で僕の場合、

トレフリップを試行錯誤していった末、

足がテールに長い時間くっついたまま回したい方向へテールを押し込むようなやり方をするに至りました。

でもそれだとこんなトレフリップになってしまいました↓

  • 「しゃくり過ぎ」になる
  • コントロールが難しい
  • 力みがすごい

足が(テールを介して)地面に着いてしまうといわゆる「しゃくり過ぎ」(恐らく)になってフリップ回転が入らなかったり足らなかったりしてしまい、

力を使うばかりでコントロールは難しいし、

力を使うわりに高さも出ないし、力一杯やる分力んでしまい見た目も重たくみえるトレフリップになってしまったんです。

しかもそれはトレフリップだけじゃなく、

いわゆる「しゃくり」を使うトリック全てに同じような負の影響が出てしまいました。

例えば、BIGSPINやBS360オーリー(いずれにしてもできないけど)などなど……

これらをやろうとしても、

低空飛行で板が上がってこない、重たさが抜けない、そもそもよくわからない、ということに陥ってしまいました。

その原因はそもそも「しゃくり」のやり方を誤って認識してしまっているからという結論に至りました。

「しゃくり」とは一体何なのか?

「しゃくり」は、

テールを押し込むことでも、

弾いた後にテールを回したい方向へ方向付けをするわけでもないです。(と思う。)

なぜなら、

テールが地面に当たった後も足に触れている状態を作ってしまうと(作ろうとしてしまうと)、

足の重さに邪魔をされてスケートボードが自由に動き回れる余裕を奪ってしまうからです。

だから、

「しゃくる」といっても大事なのはあくまでも「弾き」

です。

弾く時に、どれくらいの角度をつけて弾くか?ということです。

角度をつけて弾けば、弾いた反発で角度をつけてテールが上がっていく、

その過程こそがいわゆる「しゃくり」であり、

(ぱっと見そう見えるけど)テール越しに足を使って地面をほじくったり、ひっかいたりするのは間違っている、と僕は思っています。

トレフリップで使う「しゃくり」

じゃあ実際にトレフリップの場合、どういう弾きをしたら回すことができるのか?

僕的な見解を解説します。

テールを足の指で掴んだスタンス(別に掴んでなくても大丈夫)です。

  • 板が90度回った地点を狙ってそこにテールが当たるように弾く。
  • この時足がテールに触れたままテールを押し込んだり蹴り込んだりしない。
  • オーリーのように一瞬でテールを弾く

足で押し込まず弾いた勢いで90度地点にテールをヒットさせること

オーリーのように一瞬でテールを弾く事が大事です。

オーリーも足が地面にくっつくように弾かないですよね?

そういうことです。

「昭和トレ」と「平成トレ」の違い

オーリーもトレフリップも角度が違うだけで弾き方はなるべく同じようにすることが大事なんです。

ってことは、

オーリーの場合、テールを弾くための動作を行ったら後ろ足は反発で上がる。

それをトレフリップに当てはめると、

テールを弾くための動作を行ったら後ろ足は反発で開く

ってことになると思います。

ってことは簡単に言うと、

押し込むと昭和。弾いて弾いた反動で足を開くと平成。

になると僕は思っています。

でも、弾いてやるトレでも、

足を開かずにあぐらみたいに抱え込んであげていけば昭和みたいな形になる。

昭和トレと平成トレ、その違いは形だけなのか?

それともやり方自体の違いなのか?

そこは僕もよく知りません。

でも、器用な人であればこの方法でどちらも再現できるのではないでしょうか。

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